保安通信協会(保通協、理事長・有馬康之氏)はこのほど、2015年度事業報告を発表した。遊技機の型式試験事業において、型式試験申請受理件数は、ぱちんこ遊技機777件、回胴式遊技機730件、アレンジボール遊技機0件、じやん球遊技機1件の計1508件。型式試験結果交付件数は、ぱちんこ遊技機737件、回胴式遊技機702件、アレンジボール遊技機0件、じやん球遊技機1件の計1440件であった。また、手数料等支出明細書において、遊技機型式検定における手数料は24億1280万8000円と、前年比7億1780万円増となった。
なお、1日付で発表された本年7月の型式試験状況は次の通り。適合は、ぱちんこが24件、回胴が24件。不適合は、ぱちんこが45件、回胴が39件。受理件数は、ぱちんこが79件、回胴が73件だった。
遊技機におけるスペックのシフトに伴い、メーカーが手探りでの開発を余儀なくされる背景で、申請件数が増加するとともに不適合機種も増える。昨年度の保通協における手数料収入の増加は、それをほうふつさせる結果といえよう。
一方、ダイナム(東京都荒川区)は8月4日、熊本県と同県内の6市町村に義援金4885万2985円を寄付した旨、報告した。同義援金は、2016年熊本地震で被災した人々への支援を目的に、4月21日から6月10日の間、全国の同社店舗の来店客・従業員の協力により集まった2520万983円と、ダイナムとして拠出した2365万2002円を合わせたもの。前者は熊本県に贈られ、後者は6市町村に均等に配分される。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)