--ゲームの開発に向けた体制強化は
「開発人員は成長の源泉だ。育成のポイントは、高品質なゲームをつくり続けること。技術活用や新しい挑戦、ノウハウが凝縮されており、培ったものを人に伝授する機会にもなる。100人規模の新卒採用を続けるとともに、グローバル採用も積極化していく」
--ゲーム人口を増やす施策は
「ゲームの難易度が高くて次に進まないことがある。同じこと繰り返すのは苦痛だし、ゲームの価値は最後までやってもらわないと伝わらない。だから、ある一定の状況下で3回くらいトライしてダメならギブアップして次に進める、という『サポート機能』のようなことも必要だと思っている。実現には利用者がどこでストップしているかなどの情報が必要で、ゲーム機を提供する会社と協議していきたい」
◇
【プロフィル】辻本春弘
つじもと・はるひろ 大阪商大商経卒、1987年カプコン入社。取締役、専務、副社長執行役員などを経て、2007年7月から社長COO(最高執行責任者)。大阪府出身。