2016.7.9 05:00
遊技業界14団体で構成するパチンコ・パチスロ産業21世紀会(代表・阿部恭久氏=全日本遊技業協同組合連合会理事長)は6月29日、東京都中央区にある日本遊技機工業組合(日工組、理事長・金沢全求氏)の事務局内で「遊技業界における健全化推進に関する声明」を発表した。当日は、21世紀会を代表して、阿部代表と、日本遊技関連事業協会の庄司孝輝会長、日工組の金沢理事長が出席した。
「遊技業界における健全化推進に関する声明」と題した文書の内容は次の通り。「1 私たちは、全ての『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機』を本年末までに市場から回収・撤去してまいります。なお、日本遊技機工業組合から本年2月10日および3月2日に提示された回収対象遊技機については、本年8月末までに市場から回収・撤去してまいります」「2 私たちは、ファンが身近で手軽に安心して遊技できる環境を整備してまいります」
今後、さまざまな業界関連団体の協力のもと、徐々に市場シフトが行われていくなか、一人の脱落者も出してはならない。厚生労働省によるギャンブル依存症に関する調査結果の発表以来、不本意にもパチンコ・パチスロ=ギャンブルとのレッテルを貼られてしまった現状。そのような背景で、足並みを外れた企業の存在はこれまで以上に“産業の健全な成長を阻害する枷(かせ)”となる。
産業を守るために一丸となり対応する姿勢が必須となっている現状を、遊技業界全体で共有し、サスティナブル社会にふさわしい産業・企業の在り方を模索・提案し続けていかなければならない。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)