【生活ビジネス】AI搭載アプリで最強棋士気分

2016.6.27 05:00

 人工知能(AI)を活用したインターネットサービスを開発、運営するHEROZ(ヒーローズ、東京)は、現役の将棋プロに勝利したAIを搭載したスマートフォン向けゲームアプリ「将棋ウォーズ」を2012年から運営している。「AIに代わりに指してもらえるので、驚くほど強くなった気分を味わえる」と人気だ。ダウンロード数は300万回を超える。

 将棋ウォーズは、1日3局まで無料で楽しめる。120円の課金で、自分の代わりに5手連続してAIにプロ棋士レベルの手を指してもらうこともできる。

 学生時代に日本有数のアマチュア将棋大会で優勝した経験もある林隆弘社長(39)は「初心者でも勝てる楽しさを味わってもらい、多くの人に将棋を広めたかった」と話す。

 オンライン上ですぐに自分と同レベルの相手を探して対戦できるほか、持ち時間を10分と短くして最長20分で対戦が終わり、気軽に楽しめるのも人気の理由だ。月額600円で1日の対局制限を外し、じっくり楽しむこともできる。

 同社は09年に、ゲームアプリ開発のベンチャーとして起業。社内にコンピューター将棋の世界トップレベルの技術者がいたことと、林社長の「世界が驚くことをしたい」という思いが重なり、将棋ウォーズの開発に結び付いたという。

 現在は約60人の技術者を抱える。林社長は「AIは社会をより良くできる革命を起こすことができる技術だ」と話す。金融関連サービスの開発を進めるため、資金1億円を調達した。さまざまなデータから証券市場の予測をして、投資に関する助言をするサービスなどが期待されている。

 林社長は「産業の数だけAIの活躍の場がある。医療など、さまざまな分野で活用の機会を増やしていきたい」と意気込む。

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