青森県を地盤とする地方銀行、みちのく銀行は23日、役員の選任や報酬額を話し合う「指名・報酬検討会議」を7月1日に設置すると発表した。委員5人のうち3人を社外から登用し、顧客本位の銀行経営に最適な人材を外部の目線で選ぶ。議長には地域金融に詳しい多胡秀人金融庁参与を起用する。地銀業界では十八銀行や足利銀行などが指名委員会制度を導入しているが、いずれも頭取が委員長を務めている。金融庁は7月以降、地銀トップとの対話を通じてコーポレートガバナンス(企業統治)をどう発揮して、組織全体で地方創生に取り組むのかを調べる方針だ。みちのく銀行は23日の株主総会で監査等委員会設置会社への移行を決定した。