「もっといいクルマをつくろうよ」の真意 日本家電の敗北は当たり前だった? (1/4ページ)

2016.6.12 17:08


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 トヨタにとって重要なレクサスのチャレンジ

 昨年秋に東京モーターショーでプレステージサルーン「LS」の次期モデルを示唆すると思われる燃料電池車のコンセプトモデル「LF-FC」を、今年1月にはデトロイトモーターショーでラグジュアリークーペ「LC」と、ブランドアイデンティティづくりのためのフラッグシップモデルを連発しているレクサス。

 2014年、「レクサスを変えてほしい」という豊田章男社長の言葉を受けて福市得雄が社内の仮想カンパニーであるレクサスインターナショナルのプレジデントに就任して後、事実上初めて見せるレクサスの新しい未来像だ。

 モノづくり大国、技術立国を自任する日本だが、エンドユーザー向け商品をみると、低価格品を作ることについては長けている半面、高価格帯の商品づくり、ブランドづくりについては甚だ弱い。自動車もご多分に漏れず、クラスが上になればなるほど強さが失われる傾向にある。

 ピックアップトラックなどを除く乗用車では今や、アメリカ市場で揺るぎない首位の座にあるトヨタでさえ、その強さはミドルクラスの「カムリ」までで、大型セダンの「アヴァロン」はゼネラル・モーターズのシボレー「インパラ」、フィアット・クライスラーのダッジ「チャージャー」の2強の後塵を拝しているというのが実情なのだ。

この状況を打破し、日本車が高付加価値領域で戦えるようになることは…

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