オフィス仲介大手の三鬼商事が9日発表した5月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0.18ポイント低下の4.05%となり、2カ月連続で改善した。
三鬼商事は「千代田区で完成した大規模ビルが満室となった。企業はオフィスを増やしており、解約の影響も少なかった」と分析した。
3.3平方メートル当たりの平均賃料は0.25%上昇の1万8107円と、29カ月連続で前月を上回った。
大阪地区の空室率は0.16ポイント低下の6.35%となり、13カ月連続で改善した。中小規模の新規入居の動きが引き続き堅調だった。