2016.5.28 17:02
アニメや漫画など日本発のポップカルチャー人気が世界で若者を中心に高まっている。中東諸国など普段日本となじみの薄い地域も同様に人気だが、中東諸国ではアニメや漫画、関連グッズなどの正規品が流通しておらず、海賊版に頼らざるを得ないのが現状だ。こうした悪い流れを打破するための取り組みが始まっている。(本間英士)
コミケ超す動員
約30カ国・地域のアニメやコスプレなどのイベントを統括する「国際オタクイベント協会」によると、世界では年間で約1千のイベントが開催されている。
特に人気なのは東アジアだ。中国で毎年行われる世界最大級の「中国国際動漫節」には約1週間で約140万人(主催者発表)が来場する人気ぶり。日本最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」が3日間で約52万人であることを考えても動員力のすごさは一目瞭然だ。