菜七子人気、地方競馬にも恩恵 観客、売り上げ大幅増 (1/2ページ)

2016.5.23 07:41

岩手競馬で騎乗した藤田菜七子騎手=16日、盛岡競馬場

岩手競馬で騎乗した藤田菜七子騎手=16日、盛岡競馬場【拡大】

 競馬界が“菜七子フィーバー”に沸いている。日本中央競馬会(JRA)で2月、16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、藤田菜七子騎手(18)はいま、ファンを最も競馬場に呼べる存在だ。スポーツ紙の1面を飾り、テレビのワイドショーも取り上げるなど知名度は全国区。集客力はJRAにとどまらず、地方競馬にも恩恵を与えている。

 月曜(5月16日)午前の岩手・盛岡競馬場。藤田騎手がパドックに姿を現すと「菜七子、頑張れ」と熱い声援が飛んだ。この日は岩手競馬で計7戦に騎乗し、地元の鈴木麻優騎手(20)との女性対決も実現した。紹介セレモニーは約1000人のファンが観覧し、応援に訪れた盛岡市の阿部牧子さん(33)は「久しぶりに競馬場に来た。同じ女性として頑張ってほしい」とエールを送った。

 藤田騎手は3月3日、川崎競馬での“ひな祭りデビュー”を皮切りに、地方競馬への精力的な遠征を続けている。2カ月半で高知、浦和、金沢、船橋を含めた6つの地方競馬で騎乗と引っ張りだこ。どの競馬場でも観客数、売り上げが前年実績を大きく上回った。

レース名に「ようこそ藤田菜七子騎手杯」などと冠して…

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