経営再建中のシャープは11日、来年春の新卒採用数を28年春の実績(151人)の2倍弱の、290人とする計画を発表した。
内訳は大卒200人(今年度121人)、高卒90人(同30人)。シャープでは昨年に3200人以上の希望退職を行い、若手の自主的な退職も相次いでいる。事業を行う各カンパニーから聞き取りを行ったところ、人員増を求める声が高まっていたという。
採用計画は親会社となることが決まった台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業に報告し、11日発表した。広報担当者は「弊社が独自に決めたもの。(構想段階では)鴻海の意向は聞いていない」としている。