ダイドードリンコの方言をしゃべる自動販売機が各地に拡大している。ことし1月には札幌市中心にも導入され、九州・沖縄から北海道まで各地方へ進出した。地域密着を目指した取り組みで、これまでに26種類の方言があり、自販機は約13万台まで増加。従業員に呼び掛ける社長の声や、校歌を歌うなどバリエーションも広がっている。
ダイドーの「しゃべる自販機」は、平成12年に標準語が登場。その後15年に関西弁の自販機が現れた。「あったかーい飲み物、どうでっか」「釣り銭忘れんといてや」とコテコテの関西弁で話し掛けることで話題になり、各地での展開を加速した。
季節や時間帯によってメッセージが変わり、北海道では冬季に「なまら、しばれるっしょー(すごい寒いですね)」と話す。声は地元のアナウンサーらが吹き込んでおり、正確な言葉遣いや抑揚を心がけているという。