東京ガスは5日、電力小売り全面自由化を受けて開始した家庭向け電力販売の申込件数が、4月4日時点で24万2000件に達したと発表した。うち97%がガスとのセット契約だった。
セット割引を背景に契約数を伸ばし、首都圏の新規参入者のなかでは、最も契約数が多いとみられる。東ガスは3月末までに申し込めば1000ポイントを付与するキャンペーンを実施したため、3月末にかけて契約件数を急速に伸ばし、3月30日の時点で20万件を突破した。
このほかの新規参入者では、3月31日時点でJXエネルギーが8万超、東急パワーサプライが3万超の契約を獲得している。全国で電力の需給を調整する電力広域的運営推進機関によれば、新規参入者に切り替えた首都圏の家庭は3月25日時点で22万1800件。