大手商社初任給、8年ぶりに上げ 人材確保を意識

2016.4.5 05:48

 三井物産や伊藤忠商事など大手商社5社が2016年4月入社の大卒総合職らの初任給を引き上げる見通しになった。5社とも大卒総合職は従来の20万5000円から24万円に、大学院修了総合職は24万4000円から27万5000円に増額する。

 初任給の引き上げは2社の他に住友商事、丸紅、双日の5社でそれぞれ8年ぶりになる。

 政府の賃上げ要請や昨年4月に同額に引き上げた三菱商事を意識した格好だ。三井物産は昨年、18年ぶりのベースアップを実施したが、新入社員は対象外だったため「バランスに配慮した」と説明している。

 新卒採用では学生優位の売り手市場が続く。大手商社は大卒人気ランキングでは上位だが、初任給を引き上げることで、報酬が高い外資系の金融機関やコンサルタント企業に対抗し、優秀な学生を確保したい考え。このほかにも働きやすさや女性活躍などをあの手この手でPRしている。

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