2月の百貨店、春節効果で3社が売上増

2016.3.1 20:52

 百貨店大手4社が1日発表した2月の既存店売上高(速報値)は、店舗の建て替え・改装工事中のJ・フロントリテイリングを除き、3社が前年同月を上回った。中国の旧正月にあたる春節休暇(2月7~13日)で、訪日外国人客による消費が押し上げた。

 三越伊勢丹ホールディングスは前年同月比2.1%増と、2カ月ぶりのプラスとなった。訪日外国人売上高は約2割増加した。同様に高島屋は1.5%増と3カ月連続のプラス。訪日外国人売上高は化粧品などの好調で約3割伸びた。そごう・西武は4.0%増だった。一方、J・フロントリテイリングは3.5%減だったが、訪日外国人売上高は1%増となった。

 ただ、中国景気の低迷やリピーターの増加などから「売れ筋は従来の高額品から化粧品などの低価格品にシフトしている」(三越伊勢丹)との声もあった。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。