国土交通省は1日、首都圏の高速道路で4月1日に導入する新たな料金制度を認可した。開通時期や建設コストの違いから路線ごとに異なっていた料金を1キロ当たり36・6円の距離制(普通車)にそろえる一方、自動料金収受システム(ETC)搭載車には、発着地が同じなら同一料金とする仕組みも採用する。
首都圏3環状道路の最も外側に位置する首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と、その内側の路線が対象。割高だった圏央道を値下げして首都高速から車を誘導し、都心の渋滞解消を図る。首都、東日本、中日本の高速道路各社が申請していた。
現行料金は、路線によって1キロ当たり15・7円から44・0円までの幅がある。圏央道は一部区間を除いて43・2円と割高だ。15・7円の第3京浜など割安な路線は、激変緩和のため4月以降も24・6円とする。