世界で累計販売台数3000万台を突破するカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセル「宇治抹茶」が爆発的な売れ行きをみせている。1日の新発売からわずか3日で、3月までの限定期間で予定した販売量の半数以上を出荷。ネット通販分は2週間で売り切れ、店頭分を含め2月中に完売する勢いだ。茶せんで点てる伝統的な抹茶と変わらない味わいを、コーヒーマシンで簡単に楽しめるところが消費者の心をつかんだ。
1分足らずで本格抹茶が飲める
専用カプセル「宇治抹茶」はネスレ日本(神戸市)が国内向けに特別にスイス本社と開発、1日から全国販売を始めた。昨年9月に北海道全域で先行販売したところ、専用カプセルの中で最も売れ筋である「レギュラーブレンド」の約3倍の売り上げを記録。このため、今回は当初よりも大幅に上回る数量を予定したが、なんと発売3日で予定量の50%以上を出荷するという驚異的な売れ行きとなった。3月までの2カ月間の販売予定が1カ月以上も前に売り切れとなりそうだ。
日本の伝統的な飲み物である抹茶は、茶道の作法や茶道具を必要とするため、個人や家庭で気軽にたしなむというわけにはなかなかいかない。しかし、日本人のなかに「抹茶を楽しみたい」というニーズは根強くある。