【私の仕事】“レゴ職人”大沢よしひろ氏 ブロック組み立ての楽しさ伝授

2016.2.12 05:00

「お客さまに『いろんな物を組み立てられ、面白かった』と言ってもらえると、最高にうれしい」と話す大沢よしひろ氏=東京・台場

「お客さまに『いろんな物を組み立てられ、面白かった』と言ってもらえると、最高にうれしい」と話す大沢よしひろ氏=東京・台場【拡大】

 □レゴランド・ディスカバリー・センター東京 大沢よしひろ氏

 組み立てブロック玩具「レゴブロック」のテーマパークであるレゴランド・ディスカバリー・センター東京(東京・台場)の“レゴ職人”「マスター・ビルダー」として、来場者にさまざまな組み立て方を見せる。同センターを運営するマーリン・エンターテイメンツ・ジャパン(同)に所属している。

 魚や動物、乗り物から建物、大きな街まで、カラフルで小さなブロックを多数組み合わせ、どんな物でも作り出す。教室を開き、レゴランドに展示する作品も製作する。

 子供には約30分で飛行機やクジャクを作る教室を開く。作り方を説明しながら、教室に置いた大きな画面にカメラで組み立て中の自分の手元を映し出し、同じように作ってもらう。

 「最初は自分の力で組み立ててもらい工夫する楽しさを伝える。どうしてもできない部分だけを教える」。時間内に完成できるようにてきぱきと教える。

 大人向けの教室も月1回開く。子供と違い、スマートフォン用のケースやポケットティッシュを包むカバーなど、生活に身近な物をテーマにする。好きな形や色のブロックを選び、自分だけの作品にしてもらう。「子供の頃に戻ったように、夢中で組み立てている様子を見るとうれしくなる」

 レゴランドを飾る作品には一段と知恵を絞る。「去年のハロウィーンに展示した、約1万個のブロックを使った大きなカボチャは評判になった」という。

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【プロフィル】大沢よしひろ

 おおさわ・よしひろ 幼稚園児のころからレゴブロックで遊び始めた。大学卒業後、テレビ番組のレゴ組み立て大会で優勝し、2012年マーリン・エンターテイメンツ・ジャパン入社。30歳。大阪府出身。

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