成約顧客のHP閲覧履歴分析し提供 追客力・曽根田太郎社長 (1/2ページ)

2016.2.8 05:00

 追客力(ついきゃくりょく)は不動産・住宅業界を対象に、自社のホームページ(HP)経由で商談や成約に至った顧客が、HPをどのように閲覧したのかを分析できるサービスを開始した。これによって各社は、効率的な顧客獲得につながるHPやカタログを作成できるようになる。曽根田太郎社長は「保険や中古車販売にも、このサービスを応用できるようにしていきたい」と語る。

 --追客力のビジネスモデルは

 「HPを通じ、不動産会社への問い合わせをいかに増やしていくか、といった支援サービスを親会社のマーサリーを通じて行っていた。新築の建売住宅を中心に実績を残したが、商談できる機会はなかなか増えず、100件の問い合わせがあれば約10件といった状況が続いていた。このためマーサリーが『商談数UPメール』というシステムを開発。追客力を設立し、本格的な歩留まりの向上に乗り出した」

 --システムの概要は

 「HPを通じて問い合わせした顧客が、どういった部分を吟味していたのかについて情報を自動的に収集し、不動産会社の営業に連絡を入れる。例えばある顧客が4600万円の物件を2分、ローン関連の情報を3分閲覧していれば、対象項目への関心が高い。これを踏まえ『当社はこの地域に強く、他にも同様の物件を用意できます』といった提案や、ローンの返済方法を示すなど具体的なアプローチを行える。結果として成約率が2倍になったケースもある。こうした中、ユーザーからは『商談や契約に至った顧客は、どういったページを読んでいたのかに興味がある』といった声が届くようになり、新サービスの実用化に至った」

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