電子決済サービス大手、中国銀聯(ユニオンペイ)は、元日の連休期間(1~3日)の同社のインターネット取引データを発表した。それによると、取引金額と件数はそれぞれ3486億4000万元(約6兆2440億円)、2億5000万件で、いずれも記録を更新した。前年同期比で26.2%増、16.4%増だった。このうち海外での銀聯カードの取引件数は20%近く増えており、海外での銀聯カード使用はすでに中国人観光客の習慣になっている。その多くが訪れたのは香港やマカオ、日本、シンガポール、タイなど近隣地域。「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)戦略の実施により、カザフスタンやパキスタン、東欧を訪れる人も増えており、これら地域での銀聯カードの利用環境も日増しに整ってきている。(中国新聞社)