2015.12.31 06:45
シマンテックが確認した新しいiOSマルウェアの数の経年比較【拡大】
セキュリティー大手のシマンテックが、2015年に新しく確認されたiOS用マルウェア(悪意のあるソフトウェア)は7個のみだったと発表している。
一般的に、Appleが仕組みを外部に公開していないのでサイバー犯罪者がiPhone・iPadのiOSを攻撃するのは困難なことだとされている。一方GoogleのAndroid OSは参入事業者を増やすために仕組みが公開されており、世界のスマートフォン市場で圧倒的なシェアを持っていることから狙われることが多い。
iOSを狙うマルウェアは2014年の3個から増加した。表面的には微々たる変化かもしれないが、シマンテックは増加傾向にある点を懸念している。
シマンテックはiPhone・iPadが直接狙われるのではなく、ウイルスに感染したパソコンとケーブルに繋いだときにマルウェアがインストールされてしまう場合が多いと警告。モバイル端末を安全に使うには“母艦”となるパソコンのセキュリティーにも気をつけなければならないようだ。