大阪府遊技業協同組合(大遊協、理事長・平川容志氏)は10日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で、歳末防犯懇談会を開催した。来賓として、大阪府警察本部生活安全部より池田宏生活安全部長、同部保安課の山元正一保安課長、中尾太課長補佐が出席した。
池田生活安全部長は行政講話で、まず府下の犯罪情勢について報告しつつ、防犯カメラの普及促進など、大遊協が実施する防犯活動を評価。パチンコ営業については、大遊協が全国に先駆けて独自の不正監視連絡協議会を発足させるなど、射幸性の抑制を視野に入れた具体的活動を行っていることを指摘。業界健全化に向けたさらなる取り組みに期待を込めた。
あいさつで平川理事長は、行政講話を受け謝辞を述べるとともに「のめり込み防止対策、適切な賞品提供のさらなる取り組みの徹底については、行政からも強く要望されている」と説明。これに応えるべく「大遊協と組合員は一丸となって、これらの状況を克服するとともに、順法精神に基づいた健全な営業を営み、親しまれる大衆娯楽として推進していく」と述べた。