2016年に創業50周年を迎えるパチンコホール企業のキング観光(三重県桑名市)は11日、三重県鳥羽市の「キング観光 鳥羽店」で無料のパチンコ・パチスロ体験会を開催した。
無料体験会は、パチンコをしたことがない未経験者をはじめ、地域の人々にパチンコに触れ合ってもらおうという思いから実施。鳥羽店周辺の老人ホームなどに呼びかけを行ったという。なお、同社では初の試みとなる。
当日は、午前9時から午後3時まで店舗を開放し、約130人が来場。スタッフは丁寧に遊技の説明をするなどサポートに徹した。
参加者からは「昔のパチンコよりずっとにぎやかだ」「いつの間にか時間を忘れてしまった」「孫のようなスタッフが、ニコニコ対応してくれて元気になった」「何十年かぶりのパチンコは楽しかった」と、喜びの声が寄せられた。
同店の藤掛慎太郎店長は「いろいろな年代層の方に来場いただけた。初めての方の参加は予想以上で、うれしい結果と受け止めている」とコメント。また、参加者の笑顔や感謝の言葉にスタッフの接客に対するモチベーションも向上したという。
同社では、継続開催に向け意欲を見せているが、このような無料体験会の実施は今後、遊技機環境が変化する背景で、より重要性を増してくる。面白くて、安心して遊技できるパチンコ・パチスロをアピールし、多くの人々が参加できる大衆娯楽として市場を活性化していくためにも、あらゆる形式での接触機会増加は必須。サスティナブルをキーワードに成長する産業の形を、いま業界が協調して作り上げていくことが求められている。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)