【ピックアップ】ギャンブル依存症テーマにシンポ (1/2ページ)

2015.12.26 05:00

ギャンブル依存症に関するシンポジウムでは、娯楽である遊技業界についても語られる

ギャンブル依存症に関するシンポジウムでは、娯楽である遊技業界についても語られる【拡大】

 遊技業界は現在、のめり込みの防止に向けた射幸性抑制の真っただ中にある。そのような背景で、12月を前にギャンブル依存症をテーマにした講演やディスカッションが行われた。

 一つは、ギャンブル依存症問題を考える会(田中紀子代表)が日経カンファレンスルーム(東京都千代田区)で催した「ギャンブル依存症対策 推進フォーラム」(共催・希望日本投票者の会)。「ギャンブル依存症対策を求める10万人署名」を始めるキックオフイベントとした。

 当日は、「ギャンブル依存症とはどんな病気なのか?」と「ギャンブル依存症対策を推進するには」をテーマにシンポジウムを開催。後者には、柴山昌彦衆院議員(自民党)、角田秀穂衆院議員(公明党)、初鹿明博衆院議員(維新の党)、薬師寺みちよ参院議員(無所属)と、ファシリテーターとして元経済産業省の宇佐美典也氏と田中代表が参加。パチンコ・パチスロを取り巻く環境変化や依存問題への対処についてなど、議論を繰り広げた。

 シンポジウムで宇佐美氏は「パチンコの高射幸性化について警察庁から本腰を入れた指導があった」と報告。さらに遊技産業健全化推進機構の調査により、遊技機が違法な状態にある疑いすらあると説明しながら、より広く国民が遊べる娯楽に戻すべきだと提言。依存症対策については「適正化の取り組みにある」ことを評価しつつ、7月29日に設立した超党派のギャンブル依存症対策推進勉強会の活動など、対策検討を続けていることが伝えられた。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。