IT(情報技術)関連調査会社のMM総研が8日発表した平成27年9月末の仮想移動体通信事業者(MVNO)契約数は前年同期比88・9%増の3642万回線だった。スマートフォンなどの端末のほか機器同士をつなぐ回線も含む総数で、同社では28年3月末には4千万回線を超えることが確実と予想する。
スマホなどに差し込むSIMカードで独自サービスを提供する独立系MVNOの契約数は76・1%増の405万8千回線だった。
独立系MVNOのシェアは、NTTコミュニケーションズが23・2%(前年同期は22・6%)で首位、インターネットイニシアティブが17・7%(16・4%)で2位と上位2社は変動がなかった。
3位はヤマダ電機での店頭販売が奏功したU-NEXTで7・3%と急浮上。前回3位だったビッグローブは4位に下がった。