イオン環境財団は、千葉県浦安市日の出海岸沿い緑道で「うらやす絆の森」の植樹を行い、約800人の市民が参加して若木を植えた。
浦安市は、2011年の東日本大震災により埋め立て地を中心に液状化の甚大な被害を受け、その際に噴出した大量の土砂の処理は深刻な課題となった。
絆の森では、その土砂を沿岸部の土壌の基礎として有効活用し、浦安市の気候に合った多種の樹木を植えていくことにより沿岸部を緑化。また、高潮が起きた場合にも被害を軽減する減災効果が期待されている。
同財団は浦安市の活動趣旨に賛同し、12年に1800本を植樹。13年から新たに3カ年計画を開始し、累計で約1万8000本を植える活動を進めてきた。最終年となる今回は、タブノキやサザンカなど20種の若木約7900本を植樹した。また、3カ年の活動を記念し、浦安市とともに「未来のために森をつなごう うらやす 絆の森」というメッセージを刻んだ石碑を建立した。
イオン環境財団は日本をはじめ中国や東南アジアで植樹活動に携わっており、植樹の累計本数は1000万本を超えた。
イオン名誉会長相談役である岡田卓也理事長は「今後はミャンマーやベトナム、マレーシアなどでも行うので協力して頂きたい」と話している。