ファミリーマートが地域住民に「イートインスペース」と呼ばれるコンビニ店内の飲食コーナーの無料貸し出しを始めることが25日、分かった。第1弾はJR吹田駅近くの商店街に30日開業する「吹田栄通り商店会店」(大阪府吹田市)で、商店会がプロの漫才コンビを招き、子ども向け漫才教室を定期開催する。
コンビニ各社で集客効果を見込んでイートインを設置する動きはあるが、集会所のような交流の場として貸し出すのは異例。
吹田の新店舗は2階建ての2階部分の大部分をイートインにする。通常の約3倍に当たる約40席を設け、カフェのような雰囲気を演出する。貸し出しは1回につき2時間程度。客が混み合う正午前後や夕方を除き、午前9時半~午後9時を対象とする見込みだ。趣味サークルなどの利用も想定、貸し出し中も一般客用に一定数の座席を確保する方針だ。店舗で利用予約を受け付ける。
同社はイートイン設置店舗を2019年2月末までに約6千店に倍増させる計画を掲げている。