【クールジャパンの匠たち】日本への強い共感巻き起こす (1/3ページ)

　□ＷＡＫＵＷＡＫＵ　ＪＡＰＡＮ代表取締役社長・川西将文

　「ドラマやバラエティー、スポーツにアニメ、音楽など日本のさまざまなコンテンツを通して、日本の魅力を発信したいと考えています。日本のリアルな生活を見せ、日本にしかない価値を伝えたい。日本の魅力を肌で感じることのできるイベントなども行って、日本に興味を抱き、理解し、さらに好きになる機会を提供しています」

　海外に向けて日本のコンテンツを２４時間で放送している「ＷＡＫＵＷＡＫＵ　ＪＡＰＡＮ」は１４日、シンガポールで日本の伝統的な祭りとクラブミュージックを融合させたイベント「ＳＵＵＰＡＡ（スーパー）　ＪＡＰＡＮ」を開催した。「ＭＡＴＳＵＲＩ×ＣＬＵＢ」をテーマに、米国大会で優勝した日本のストリートダンスチームによる圧巻のパフォーマンスで開幕。世界的な評価を受ける日本人ＤＪらが光に彩られた空間に最新の音楽を届け、青森ねぶた祭、仙台すずめ踊りに徳島阿波おどりなど本場の華麗な舞いが披露され、海辺のリゾートとして人気の高いセントーサ島の会場を熱気に包んだ。

　昼夜２部に分かれてのお祭りは、イベントのオリジナルＴシャツ姿の人も交じって会場を埋め尽くす。３つのエリアに分かれた会場の一画には縁日の屋台が並び、かき氷を味わい、輪投げの景品を手にした人たちが日本へのあこがれで胸を膨らませた。