【動く勢力図 ファミマ・ユニー統合】(中)
■宅配やPB商品、サービス拡充
コンビニエンスストアの“新3強時代”で、存在感を示すのはどこか。経営統合後のファミリーマート・サークルKサンクス連合の国内店舗数は、業界首位のセブン-イレブン・ジャパンに肩を並べる。店舗数の規模でファミマに水をあけられた格好となったローソンだが、多機能化によるサービス拡充や中堅コンビニとの緩やかな提携で立ち向かう構えだ。
買い物弱者に福音
「高齢者の単身世帯が増えているのに、近隣で生鮮食品を扱う店が減っている。都市部でも買い物弱者が増えている」
ローソンと佐川急便を傘下に置くSGホールディングスの共同出資会社「SGローソン」の野辺一也社長は6月24日、新サービスの狙いをこう明かした。