マースエンジニアリング(東京都新宿区)はこのほど、全国の7都市で新製品発表展示会を開催。1日の本社ショールームを手始めに、名古屋、福岡、岡山、大阪、仙台、札幌で実施した。最終日は17日。
同社は、モノづくりにこだわりを持つ開発型企業としての事業展開を全面に掲げ、開発から製造、販売、アフターフォロー、メンテナンスまで一貫して対応できる総合力をアピール。毎年9月に1年間の取り組みを展示会という形で発表するよう努めている。当日は、新システムの発表をはじめ、同社製品をフルラインアップ。あわせて、マース戦略データ(MSD)から業界トレンドを読み解くセミナーも行った。
記者会見で松波明宏社長は「新しい製品、提案を積み重ねてきた」と俯瞰(ふかん)。遊技業界における省力化への取り組みでは、同社の各台計数機(パーソナルシステム)が一番に挙げられるとし、「いまや同システムが常識化しつつあるなか、マースの先駆的な努力は無駄ではなかった」と自負した。加えて、新たなエア搬送システムの導入ホールが550店舗を超えたと報告。今後も、有用な製品づくりに万全を期すことを約束した。