シャープは17日、水や火を使わずに煮物などを自動調理できる電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック」を11月5日に発売すると発表した。食材の栄養素やミネラルを多く残し、本来のおいしさを味わえる。想定価格は6万円前後(税別)で、月産4千台を計画。訪日観光客もターゲットに見据え、ASEAN諸国でも展開したい考えだ。
カレー、おでん、おせち料理、発酵食品など85種類のメニューに合わせて最適なタイミングで具材を自動的にかき混ぜ、食材から出た蒸気を水分に変える技術を実現したほか、温度や蒸気を検知するセンサーなどを搭載。
調理の際は鍋のそばにいる必要がなく、かき混ぜや火加減のコントロールなどの手間が省ける。また、食べたい時間を設定すれば、その時間まで鍋の中の温度を自動調節し、おいしさを保つこともできる。