NTTドコモは16日、月額料金がこれまでより1千円安いスマートフォン向け通話定額プランを25日に開始すると発表した。KDDIとソフトバンクも同様の新プランを11日に発表しており、2社に追随した。25日には米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)6s」と「6sプラス」の発売を控えており、新機種商戦が料金引き下げの呼び水となった格好だ。
ドコモの新プランは「カケホーダイライト」。無料通話時間が1回につき5分間まで(5分以降は30秒20円)で、毎月の料金は1700円。既存の「カケホーダイ」(通話時間制限なし、2700円)も残す。スマホ向けで利用者が多い「データMパック」(高速通信のデータ量制限5ギガバイト)と今回の新プランを組み合わせた場合の総額は、毎月7千円になる。
新プランの内容は3社とも同じだが、加入条件が異なる。ドコモとソフトバンクはデータ通信量5ギガバイト以上のプランの利用が対象だが、KDDIは3ギガバイトのプランから利用できる。
通話定額プランは、ビジネスマンなどの好評を得た一方、通話量の少ない利用者からは割高感が指摘されていた。