トヨタ自動車の米子会社が「空飛ぶ自動車」のための特許を出願したことがわかり、現地のメディアなどで話題になっている。「未来のモビリティ(移動)社会をリードする」ことを企業ビジョンに掲げるトヨタだけに、実用化するのかどうか注目が集まっている。
特許のタイトルは「空飛ぶ車(エアロカー)のための積み重ねられる翼」。北米の開発・生産を統括する子会社、トヨタモーターエンジニアリング&マニュファクチャリングノースアメリカ(TEMA)が昨年3月に出願した。
資料によると、車の上部に4枚の翼が搭載されており、地上走行時は重ねて収納し、離陸時や飛行時に展開するとみられる。後部には尾翼のようなものも設置されている。
トヨタ広報部は「こうした特許はトヨタ技術者の頭脳やひらめき、不断の努力、情熱の表れだ」としている。