2015.9.6 07:10
長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」に実験的なホテルが開業し、稼働分は満室状態になるなど好調だ。接客、案内、荷物を運ぶポーターなどをロボットが担う。その名も「変なホテル」。少子高齢化で労働力が先細りする将来を見据えて、ロボットにスタッフの業務の代行をさせる取り組みだ。同時に自動化や効率化による低コスト運営でホテルの価格革命を起こし、世界展開を目指している。
恐竜型ロボット
「いらっしゃいませ。変なホテルへようこそ」
フロント前に立つと、恐竜型ロボットが歓迎のあいさつをした。鋭い牙や爪をむき出しにして、ややドスの効いた声で応対されるのはかなり恐ろしいが、“本人”は制帽、蝶ネクタイに身を包んでうやうやしくお辞儀するなどし、真摯に接客にあたっていた。
「変なホテル」で宿泊客を迎える風景だ。恐竜型ロボットの「未来」、女性型ロボットの「夢子」がフロントに常駐し、宿泊客に応対し、チェックインとチェックアウトの業務を担っている。