パチンコ・チェーンストア協会(PCSA、代表理事・金本朝樹氏)は21日、第14期第1回臨時社員総会を開催した。
金本理事長はあいさつで、IR法案が今国会で審議見送りになる見通しであることに触れ、「残念だ」とコメント。パチンコとカジノが比較されること自体を肯定的に捉えつつ、「この比較で大きな問題となるのが換金の問題」とし、三店方式を守っていない業者が依然少なくない実態を指摘した。この事態を憂慮しつつも、「早急にこれをクリアにすることは業界のチャンスでもある」と強調。「このクリアが、業界が社会から信頼を得て、株式上場もできる環境へと導く。IR法案が早く国会で審議され、業界の改革が進むことを望んでいる」と述べた。
審議・報告事項では、PCSAが10日に発出した声明文について、「現状の業界の対応が甘いと感じ、強い危機感を持って声明文を出した」と法律問題研究部会のリーダーである森治彦氏が経緯を説明。社会に許容され、産業として持続可能な成長を遂げるためにも、大衆娯楽としての存在意義の強化に努めなければならないとした。