原油安に伴うガソリン価格の下落で、地方の郊外型店舗を中心に運営する回転ずしチェーンなどの客足が改善してきている。自家用車で来店する家族連れが多く、値下がりが一段と進めば、財布に余裕が生まれ、売り上げ増も見込まれるだけに、外食各社は、今後の値動きを注視している。
レギュラーガソリンの全国平均小売価格は17日時点で1リットル当たり140円を下回った。
値下がりに呼応するように、ゼンショーホールディングス傘下の回転ずしチェーン「はま寿司(ずし)」は今月中旬から郊外店の既存店客数が前年を上回り始めた。トリドール傘下の讃岐うどん店チェーン「丸亀製麺」も郊外型が好調だ。
郊外で回転ずしチェーン「スシロー」を展開するあきんどスシローの水留浩一社長は「ガソリン価格は来客数に大きく影響する要素」と指摘する。