遊技機性能「やや改善の兆し」 6、7月調査結果

2015.8.22 05:00

 遊技産業健全化推進機構(代表理事・五木田彬氏)は3日、「6月と7月の遊技機性能調査の結果(概要)について(お知らせ)」との文書を公表し、ぱちんこ遊技機における一般入賞口への玉の入賞状況に関する調査結果を明らかにした。

 文書は「保通協試験時の状態からほど遠い状態の遊技機が市場に設置されていると思われる」と指摘。しかしながら、時系列的にみたとき、6月よりも7月の方が一般入賞口に入賞した遊技機の台数の割合が増加。さらに一般入賞口の入賞球数も3000個の打ち出しに対して2桁に達した遊技機も確認されたことから、「市場においては改善の兆しが少し見られる状況になった」と判断した。

 機構はさらなる改善を要請しつつ、あまりにひどい状況が確認された場合には、当該都道府県警察の担当部署に通報を行う可能性を示唆している。

 なお、6月に実施された全国7地区23店舗・32台の調査で一般入賞口への入賞が確認された遊技機の台数は9台(28.1%)、7月に実施された全国25地区76店舗・124台の調査では、53台(42.7%)だった。調査結果の公表は当初9月を予定していたが、情報公開を早めることでさらなる改善を促すべく、今回の文書発出に至った。

 このくぎの件以外に、もう1つ大きな課題に遊技機の新基準外機の取り扱いがある。これら遊技産業が抱える課題に対し、業界を挙げて早急に対応策を打ち出さなければ、さらなる規制が求められる可能性もある。その危機感のもと、業界全体が協力して事態の解決に努める姿勢が望まれる。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)

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