丸大コーポレーション(東京都港区)はこのほど、樹齢300年以上の木曽ヒノキの蒸留水を使用した「木曽檜(ひのき)歯磨きジェル」を業界で初めて発売した。ヒノキ水は天然成分の高い除菌力と歯と歯茎を守る効果が知られている。
ヒノキ水は抗菌成分「テルピネン4オール」を豊富に含み、日本食品分析センターからジンジバリス菌(歯周病菌)とミュータンス(虫歯菌)が99.9%除菌できるとのエビデンス(証明)を取得している。
同商品は、木曽地方の国有林のヒノキのチップを使い、天然湧水で煮沸した蒸留水を約80%使用している。高い除菌力に加え、研磨剤を使わないジェル状にすることで、歯や歯茎へのダメージを防ぎ、歯磨き粉が固まることで起きる電動歯ブラシの故障もないなどのメリットがある。
2005年歯科疾病実態調査によると、15歳以上の国内歯周病患者は約3700万人と推定される。歯周病は日本人が歯を失う最大の原因であり、口臭の原因でもあることから、販路拡大が予想される。
価格は1944円。容量は50グラム(約250プッシュ分)。朝晩1回ずつで約2カ月使える。ドラッグストアやバラエティーショップ、歯科クリニック、ウェブショップなどで販売している。