団塊世代に防音・防振ビジネス 自宅で音楽、低減材・専用室・賃貸住宅 (1/3ページ)

2015.8.14 06:40

ローランドが売り出した電子ドラム用の防振ボード(同社提供)

ローランドが売り出した電子ドラム用の防振ボード(同社提供)【拡大】

 楽器メーカーや住宅メーカーの間で、楽器の演奏時に発生する音や振動を軽減する部材をはじめとした、“防音・防振”ビジネスが活発化している。定年退職などを機に、若い頃趣味にしていた音楽活動に再び取り組む動きが増えており、団塊世代を中心に関連市場が拡大するとみられている。

 ローランドは、床の上に敷く電子ドラム用の防振ボードを商品化。防振・防音建材を手がける大建工業と連携を進めながらの販売活動に乗り出した。新製品「ノイズ・イーター・ベース『NE-100B』」は、グラスウールと木質ボード、カーペットを組み合わせたもので、電子ドラムと床の間に敷いて使用。ペダルを踏み込んだ際に発生する振動を半分以下に低減する役割を果たす。

 電子ドラムの需要は9割以上が自宅の練習向け。防振対策が難しいことなどを理由に「ここ数年は足踏み状態」(ローランドRJSカンパニーの山村喜央・営業推進部長)だったが、「NE-100B」の投入で攻勢をかける。

大建工業のショールームにローランドのデジタルドラムを設置

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。