2015.8.1 05:00
□ホールマーケティングコンサルタント LOGOSプロジェクト上級研究員・岸本正一
■パチンコ「やめてよかった」94%
過去にパチンコをしていたが、現在はやめているという休止プレーヤーに対するLOGOSプロジェクトの調査結果から、興味深いものをご紹介したい。回答者は50歳以上の休止プレーヤーで、有効回答数は413人。
この調査の中で、「あなたはパチンコをやめてよかったと感じていますか」という質問に対する回答は、実に93.70%が「やめてよかったと思う」というものだった。逆に「できれば続けたかった」という人は6.30%しか存在しなかった。
この調査結果を見て、パチンコが少なくとも「やめてよかった」と思われる類いの娯楽であることに対して、少々複雑な心境になった。おそらくたばこやギャンブルにおいても、それぞれの休止者は同じような感想を抱いているのではなかろうか。
遊技参加人口の減少は、シンプルに考えると「やってみたいと思う人」よりも「やめたいと思う人」が多いという単純な話。対策は、前者を増やし、後者を減らす以外にない。