ベネッセホールディングスが31日発表した今4~6月期連結決算は、前年同期に136億円あった最終赤字が4億円へと縮小した。
昨年7月に発覚した顧客情報流出事件後、新規営業を自粛した影響で、主力の通信教育事業の会員数が前年同期比26%も減少したのが響いた。
売上高は7%減の1074億円、本業のもうけを示す営業利益は87・5%減の6億円だった。通信教育事業の主力「進研ゼミ」の延べ在籍数は788万人と26%もの激減となった。
通期(2016年3月期)の業績予想は据え置く。前期は107億円の赤字だったが、今期は38億円の黒字転換を図る。