2015.7.30 17:07
讃岐うどん店チェーン「丸亀製麺」などを展開するトリドールは30日、2025年度に国内外の店舗数を14年度比6・3倍の6000店に拡大することなどを柱とした長期経営戦略を発表した。欧米や東南アジアなど海外での出店攻勢や企業買収の加速などにより、25年度の連結売上高を同5・7倍の5000億円に引き上げ、上場する外食企業で世界トップ10入りを目指す。
海外展開の加速に向け、買収を積極化する。今年4月には企業の合併・買収(M&A)を円滑に進めるため、全額出資の投資会社を設立。
「今後3年で外食企業の出資などに10億円を投じる」(粟田貴也社長)計画で、5月下旬には米国で外食店舗の企画・運営を手がけるベンチャー企業を買収した。さらに6月には欧米を中心にアジア料理を提供するファストフード店の運営会社の株式の60%を取得し、連結子会社化。蘭子会社は欧米などで67店を展開するが、出店攻勢により、20年には500店にまで増やす方針だ。