マリの子どもたちに清潔で安全な水を 10年目を見据えたボルヴィック「1L for 10L」の挑戦(PR) (1/5ページ)

2015.7.17 17:00

「1L for 10L」に対する取り組みや、活動を続ける意義を語るキリンビバレッジ・マーケティング部の木村真氏

「1L for 10L」に対する取り組みや、活動を続ける意義を語るキリンビバレッジ・マーケティング部の木村真氏【拡大】

  • 今年で9年目を迎えた「1L for 10L」プログラム。継続するからできることがある (C)ユニセフ提供
  • きれいな水をアフリカに-。プログラム期間中に購入するボルヴィック全商品が寄付の対象になる (C)キリンビバレッジ提供

 「飲むだけでできる支援がある」-。アフリカのマリ共和国に清潔で安全な水を提供することを目的に、ボルヴィックが2007年に始めた「1L for 10L」プログラムが9年目を迎えた。今年は5月1日から8月31日まで実施。毎年、キャンペーン期間中の売り上げの一部がユニセフに寄付され、井戸の設置や修復を通してたくさんの水を創出してきた。結果的に現地の人々の生活は大きく変わり、日本への感謝の声も届いているという。来年は節目の10年目。これまでの活動実績や継続する意義、来年に向けた意気込みをキリンビバレッジ・マーケティング部の木村真氏に聞いた。

 《日本で飲む1リットルが、アフリカで10リットルの水を生む》

 マリの子どもたちの命や健康を守るために、清潔で安全な水を届けたい。そんな想いから始まった「1L for 10L」は、「お客様がボルヴィックを購入するだけで手軽に社会貢献に参加できる」というコンセプトが原点にある。

 その仕組みはいたってシンプル。私たちが購入するミネラルウォーター1リットルごとに、約10リットルもの水がマリの井戸から生まれるのだ(※)。寄付の対象となるのは、プログラム期間中に購入するボルヴィック全商品。その売り上げの一部は日本ユニセフ協会を通じてユニセフ・マリ事務所に寄付され、安全な水を汲むために必要な井戸の建設費用などに当てられる。(※ボルヴィックが支援を行って作った井戸から10年間に渡って供給される水の総量を前提に算出)

 しかし、なぜマリなのか。木村氏はこう話す。「マリはアフリカの中でも大きな水問題を抱えていて、支援を長く続けるためにも活動しやすい国ということで挙がりました。どの国も難しい問題はありますが、当初はその中でも比較的にマリが一番活動しやすかったのです」(以下、カッコ内は木村氏)。

 マリの水問題と衛生状態は深刻だ。とくに農村部における清潔な水の普及率は46%程度で、多くの人が沼や池、人の手で掘った浅い井戸の水を使うことを強いられている。日本では当たり前に飲んでいる安全な水へのアクセスがマリでは制限され、たくさんの子どもたちが予防・治療可能な病気で命を落としているそうだ。

 「2007年当時のデータでは、マリの子どもの死亡率は1歳未満が1000人あたり90人、5歳未満は1000人あたり156人と非常に高いものでした」

 マリの人々を悩ませていた病気の一つが、心身ともに苦痛を与える「メジナ虫病」だ。この病気の感染源は、池や雨水といった不衛生な水。その水を飲むことで、メジナ虫の卵や幼虫を持つケンミジンコが体内に入り、寄生したメジナ虫は1メートル近くまで成長。体の中を動き回って筋肉や内臓を傷つけるという。

 「男性など家庭で稼がなくてはいけない人が、病気のあまりの痛さに動けず、働くことができなくなってしまいます」

 みんなで同じ水を飲んでいれば、同時に何人もの村人が発症するリスクがあるのもメジナ虫病の怖さだ。

支援がもたらしたマリの生活の変化とは⇒

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