サーバーレンタルなどのインターネットサービスを提供するハイパーボックスが、レストラン向け予約システム「TableCare(テーブルケア)」を開発し、3月末に提供を始めた。店員がタブレット端末を使って予約対応や配席、顧客管理といった煩雑な業務を効率的にこなせる。深田太郎社長は「店舗運営を効率化でき、常連客作りにも役立つ」と浸透に自信をみせる。
最近のレストラン管理システムでは、店員がタブレット端末を使って予約管理を行っているが、それ自体はテーブルケアも変わらない。もっとも、深田社長は「アプリの操作性にこだわり、(画面の)ビジュアルでも使いやすさを追求している点で大きく異なる」と強調する。
たとえば、画面上に座席図を表示。各テーブルが利用中か予約待ちかを色分けして分かりやすく見せるほか、利用中の席で何人が食事をしているかまで確認できる。また、混雑具合に応じて指一本の操作で客の席を移動させたり、「それぞれの客が食べ終わるころかどうかも把握できる」(深田社長)。
レストランの予約は飲食ポータルサイトからでもできるが、2、3日後でないと対応できない場合が多い。これに対し、テーブルケアはリアルタイムで空席情報を発信できるため、即座に受け付けられるという。