「2つ折り・テンキー操作」の使い勝手は従来型携帯電話(ガラケー)と同じだが、スマートフォン向けのOS(基本ソフト)を搭載した「ガラホ」が登場してきた。スマホのタッチパネル操作になじめないユーザーも「LINE」などのスマホ用アプリ(応用ソフト)を使えるという機能の高さが売りで、各社の競争はガラホに適したサービスやアプリの開発が焦点になりそうだ。
NTTドコモは、19日に「ガラホ」第1弾として富士通「アローズF-05G」(実質約1万円)を発売する。スマホの多くで使われるOS「アンドロイド」で作動し、LINEを標準搭載する。連続930時間の連続待ち受けができる。
2月に先陣を切ったKDDIは来月、高速通信回線「LTE」の利用でネット接続を快適にしたシャープ「アクオスK」を新たに売り出す。夏モデルで見送ったソフトバンクも、年内に投入する見通しだ。