2015.5.30 05:00
代表理事に再任された金本氏。カジノとの差別化に向けた法整備の重要性を訴えた【拡大】
パチンコチェーンストア・協会(PCSA、代表理事・金本朝樹氏)は22日、東京都千代田区のホテルニューオータニ東京で第14期定時社員総会を開くとともに、パチンコホールの健全化を支援する第三者機関、PTBとの共催で「第52回PCSA・PTB共催経営勉強会」を開催した。
冒頭あいさつに立った金本朝樹代表理事は、パチンコ業界が留意すべき昨今の動向として、4月28日のIR推進法案再提出を挙げ、「カジノはギャンブル、パチンコは娯楽。カジノは現金、パチンコは賞品という位置付け。この明確化が重要」と主張。今秋に遊技機市場の変化が訪れることについても、パチンコとカジノをきっちり区切るという流れの中で進んでいると推察し、「われわれの営業は、適度は射幸性を前提としている。遊びやすい環境にしていくことは重要だ」と、その変化を前向きに捉えた。
また、パチンコ業界の維持・成長に向けた課題として「この産業に必要な法整備をしていかなければならない」と強調。「三店方式を制度化し、法整備をするというのがPCSAの主張していること。現状では、違法な換金を行っている者の改善策がない。これをクリアにすることで、当協会が目指す社会的地位向上に努めたい」とくくった。