就労・子育て支援など社会的課題を事業で解決するソーシャルビジネスで優れた取り組みを表彰する「協会アワード2015グランプリ」(主催・協会アワード実行委員会)が都内で開かれ、子育てママを支援する日本サロネーゼ協会が大賞の文部科学大臣賞に輝いた。
協会アワードは、一般社団法人生涯学習認定機構(横浜市)など8法人共催で、開催は一昨年に続き2回目。ソーシャルビジネスを展開する一般社団・財団が応募、審査委員と来場者210人の採点に基づき、31団体が表彰された。
応募団体はいずれも、認定講師と呼ばれる、各団体の事業を全国に広げる人材を育成している。大賞受賞の日本サロネーゼ協会は、クッキーにデザインを描く技術を教える認定講師約1500人を1年で養成、女性の雇用創出が評価された。
生涯学習認定機構の前田出(いずる)代表理事は「一般社団、財団には社会貢献とビジネスを両立させている団体があり、2020年までに200団体をつくりたい」と述べた。