ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」が23日、初めて日本に飛来し、羽田空港に着陸した。25日から国内5カ所で一般公開する。三菱重工業傘下の三菱航空機も国産初の小型ジェット機「MRJ」の開発を進めており、「日の丸ジェット」が相次いで世界の空に羽ばたこうとしている。
ホンダジェットは航空事業子会社のホンダエアクラフトカンパニーが開発し、価格は450万ドル(約5億4000万円)。米国を中心に100件以上の受注があり、米当局の認定を得られ次第、納入を始める。米国で生産し、日本での販売は未定。
航空機事業への参入は創業者、本田宗一郎氏以来の悲願。「宗一郎の夢でもホンダマンの夢でもある。空にわれわれの夢が広がった象徴的な日」。伊東孝紳(たかのぶ)社長は23日、こう語った。