三越伊勢丹ホールディングス(HD)は22日、今秋にも三越銀座店の地下1階に、訪日外国人客向けの「ビジターセンター」を設ける方向で検討していることを明らかにした。免税カウンターを設置し、訪日客に対して、店内や街の情報などを案内する。店内に「空港型免税店」を設ける際、店を改装するのにあわせて、開設する。
銀座店は、訪日客がとくに多い三越伊勢丹の主要店で、21日現在、国内客も合わせた店全体の売上高は、前年同月比44%増と、高い伸び率になっている。
新たにビジターセンターを設けることによって、業績を牽引する訪日客の利便性を高め、再来店などにつなげたい考えだ。
22日午前から始まった「金沢・能登・加賀展」のオープニングセレモニー後、浅賀誠店長が明らかにした。
「金沢・能登・加賀展」は28日まで、8階の催物会場で開催。金沢の有名料亭が手がける和スイーツや、九谷焼のコーヒー碗皿、加賀手まりなどが販売され、北陸ゆかりの食べ物や工芸品などを楽しめる。