宅配便悩ませる「M字問題」 迫るトラックドライバー不足、どう乗り切るか (1/3ページ)

2015.4.19 07:00

宅配業界の生命線となるトラック輸送だが、ドライバー不足が物流業界全体で深刻化している

宅配業界の生命線となるトラック輸送だが、ドライバー不足が物流業界全体で深刻化している【拡大】

【早坂礼子の経済ウォッチング】宅配便の未来

 M字問題

 宅配便各社にとって一番の課題は、個人向け荷物の受け取り先の不在問題だ。在宅率が高いのは午前10時までと午後4時~6時。朝と夕方に山がある「M字」になっている。

 ヤマト運輸は従来、早朝から集配車1台に約100個の荷物を積み、ドライバーがひとりで配達していた。全戸を回り終えると午後2時を過ぎ、やむなく不在配達票を戸口に入れることも多かった。

 

 だが、日に何度も不在配達票が入っていては相手のストレスになるし、留守宅に足を運ぶコストもかかる。「在宅時間に届けるのがプロ」(藤岡昌樹広報課長)だ。そこで同社は午前8~10時台は複数のスタッフによる「チーム集配」を導入。さらに事前に登録すると携帯端末などで荷物の集配時間や受け取り場所を指定できるサービスを始めている。

軽四輪で「ゆうぱっく」の配達・集荷を行う仕事だ

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