コンビニエンスストア大手のローソンは17日、ドーナツ販売に本格参入すると発表した。取り扱い店舗を8月までに約8000店まで増やし、年間145億円の売り上げを目指す。「ミスタードーナツ」など専業の存在感が大きかったドーナツに、コンビニ大手が相次いで参入。100円から買えるいれたてコーヒーの開発競争に続き、ドーナツをめぐる「戦争」が火を噴きつつある。
ローソンは12日現在、都内を中心に623店でドーナツを扱っている。販売しているのは、「オールドファッションドーナツチョコ」など工場から搬入されている4品と、店内で調理して揚げたてで提供する「ハワイアンドーナツ」のプレーンとチョコレートの2品。いずれも100円で、レジ横の専用ケースで販売している。
発表会見に臨んだ和田祐一上級執行役員によると、ドーナツは、いれたてコーヒーと食べ合わせがよく、販売が拡大している。特に「店内で調理するドーナツは、サクサクした食感が人気」という。